忌避剤やネット設置などの「追い払い」「襲撃防止」だけであれば、特別な資格が不要な場合もありますが、捕獲・殺処分をともなう対策には、自治体の許可や資格などが必要になる場合があります。
そのため、業者を選ぶ際は「どのような方法で対策するのか」を確認した場合、必要な場合に対応できる許可・資格があるかチェックしましょう。
鳩は帰巣本能が強く、巣を撤去しても再び戻ってくるケースが多いため、
などの再発防除設計の実力がとても重要です。
実は、防鳥ネットや剣山での防鳥工事は、いわゆる建築工事の一種とされています。そのため、マンションや工場などの大型案件で防鳥ネットを施す際には、建築工事業の許可が必要となります。状況によっては、こうした資格を所持している業者を探す必要もあるでしょう。
一般的な戸建てベランダのみの軽微な清掃・消毒であれば数万円程度で対応してもらえることもありますが、巣の撤去や広い範囲の清掃、広範囲への防鳥ネット施工などを行う場合、より高額となります。
鳩駆除費用は大きく「駆除(巣の撤去・清掃)」と「防除(再発防止工事)」の2段階に分かれます。
【目安の料金相場】
ただし、最終的な金額は現地調査で決まります。
巣の撤去や糞の清掃、殺菌消毒に加えて、防鳥ネットの施工までを一括で任せられます。何度も別の業者を探す必要がないため、手間を大きく減らせる点が魅力です。
専門業者が担当する代表的な作業には、次のようなものがあります。
再発防止の要になるのが、防鳥ネットの施工です。ネットの張り方は職人ごとの技術差が大きく、ほんの少しの隙間があるだけで鳩が入り込んでしまいます。
そのため、十分な実績と確かな施工経験を持つ業者に依頼することが重要です。
自己対応は原則推奨されません。法律・衛生・安全の3つのリスクがあるためです。
鳩は鳥獣保護管理法で守られており、許可を得ずに捕獲や殺処分を行うと違法になります。つい身近な生き物として扱ってしまいがちですが、法律上は厳密な管理が求められる対象です。
また、鳩の糞は、クリプトコッカス症やオウム病(クラミジア感染)などの原因となる菌を含むことがあります。防護装備なしで触れるのは極めて危険です。
高所での作業にも危険が潜んでいます。ベランダの外側や屋根付近で姿勢を崩すと、落下事故につながるおそれがあります。
このように法律面、健康面、安全面のすべてを考えると、個人で無理をするより専門業者へ依頼することが最善といえるでしょう。
初めて依頼する方ほど、以下の4点を比較したうえで判断すると安心です。
信頼できる業者の特徴として、次の4ポイントが挙げられます。
自治体の許可や防除登録、狩猟免許、鳥獣管理に関する民間資格など、必要な資格や届出が公開されており、業務内容との整合性も確認できます。
年間の件数や写真、具体的な作業例が示されていると、どのような現場に対応してきたかがわかり、技術力の判断材料になります。
多くの業者はネット施工などに一〜数年程度の保証を設けています。中には二〜五年ほどの長期保証を用意しているところもあり、再発リスクをしっかりカバーしてくれます。
どの場所に何を施工するのかが明確で、作業箇所の写真も添えられていると、依頼前の不安が減ります。
逆に「無料調査なのに見積もりが曖昧」「保証が口頭のみ」といった業者は避けましょう。
健康被害や建物の劣化、さらには悪臭の拡大など、放置すれば被害は確実に悪化します。最初は小さな汚れに見えても、時間とともに深刻化していく点がとくに厄介です。
鳩の糞は強い酸性で、ベランダの床材や外壁をゆっくりと腐食させます。 たとえば自転車の金属部分が雨で少しずつ錆びていくように、建物も気付かないうちに傷んでいきます。
放置すると、次のような問題が進行します。
早めに駆除業者へ相談することで、費用・健康リスクともに抑えられます。
<h2>まとめ</h2>
鳩被害は自然に解決することがほぼなく、放置すれば悪化する一方です。専門資格を備え、明確な見積りと再発防除施工ができる業者へ相談することで、長期的に安心できる住環境を取り戻せるでしょう。
京都で鳩にお悩みの方は、ぜひグラックスへお問い合わせください。