
ロープアクセス工法による防鳥作業
ビルや店舗の庇下、換気口、屋上まわりなど、高所での鳩よけ・防鳥工事を検討する際、「足場を組む費用や期間が気になる」というお悩みをよくいただきます。今回は、足場を使わずに高所作業を行う「ロープアクセス工法」について、Q&A形式でご紹介します。
目次
A. できます。「ロープアクセス工法」を使えば、足場なしで高所での鳩よけ施工が可能です。
ロープアクセス工法とは、ロープで身体を保持しながら壁面を昇降し、局所的な高所作業を行う方法です。厚生労働省の資料でも、ロープを使って壁面清掃やのり面保護作業などを行う高所作業の形態として説明されています(厚生労働省)。庇下や看板裏、換気口周りといった、足場を組みにくいピンポイントの箇所での鳩よけネット設置・剣山設置に適した工法です。
A. 法令に基づく安全対策と、施工者の特別教育修了が義務付けられています。
高さ2m以上での作業には本来、作業床(足場など)の設置が義務付けられていますが、それが困難な現場ではロープを使った高所作業が認められています。ただし過去に墜落事故が相次いだことを受け、労働安全衛生規則が改正され、ライフラインの設置や事前の現場調査・作業計画の策定、作業者への特別教育の実施などが義務化されました(厚生労働省)。この特別教育は労働安全衛生法および労働安全衛生規則に基づく法定の教育であり、事業者に実施が義務付けられています(厚生労働省「職場のあんぜんサイト」)。弊社ではこの特別教育を修了したスタッフが施工を担当しており、法的要件をクリアしたうえで対応しています。
A. 足場の設置・解体費用や日数がかからない分、総額・工期ともに抑えられるケースが多いです。
特に「壁一面」ではなく「庇下だけ」「換気口まわりだけ」といった局所的な防鳥工事の場合、足場代が総額に占める割合が大きくなりがちです。ロープアクセスなら足場の組立・解体工程が不要なため、準備から施工までを短期間で完了でき、店舗やテナントの営業を止めずに施工できる点も大きなメリットです。
A. 高所かつピンポイントの作業、また足場を組むスペースが確保しにくい現場に特に向いています。
具体的には、隣地との間隔が狭く足場設置スペースがない都市部の建物、庇下や屋上パラペットなど局所的な範囲への鳩よけネット・ワイヤー設置、稼働中の店舗やテナントがあり長期の足場設置を避けたい現場などが挙げられます。一方、建物全面への大規模なネット施工など広範囲の作業では、足場のほうが効率的な場合もあり、現場条件に応じた工法の使い分けが重要です。
A. ロープ高所作業の特別教育を修了しているかどうかを確認することをおすすめします。
ロープ高所作業は法律で危険性の高い業務として指定されており、事業者には従事者への特別教育実施が義務付けられています(厚生労働省「職場のあんぜんサイト」)。見積もり時に、施工者が特別教育を修了しているか、事前の現場調査や作業計画を作成した上で施工にあたるかを確認すると安心です。
ロープアクセス工法は、足場を組みにくい高所のピンポイントな防鳥工事において、費用・工期・建物への負担を抑えられる有効な選択肢です。ただし法令に基づく安全対策や特別教育の修了が前提となるため、業者選びの際はその点も確認しておくとよいでしょう。
弊社グラックスでは、法定の特別教育を修了したスタッフが、足場を組まずに対応可能な鳩よけ・防鳥工事のご相談を承っております。「足場を組むほどではないが高所で困っている」という方は、お気軽にお問い合わせください。
出典