
鳩がベランダに来る理由は、三方が囲まれた「安全で天敵に見つかりにくい場所」と判断するためです。好まれる環境の特徴や居座るまでの段階、再飛来を防ぐ物理対策と法律上の注意点を解説します。
目次
鳩がベランダに来るのは、天敵から身を守りやすい安全な場所で、近くにエサ場もあると判断するためです。
鳩は、屋根・壁・床の三方が囲まれた乾いた場所や、カラスや猫などの天敵に襲われにくい場所を好みます。また、周辺に餌やりが行われている場所や食べ物を得やすい場所があると、その近くの安全な場所を休憩場所やねぐらとして選びやすくなります。
とくにエアコンの室外機まわりは、三方が囲まれやすく、人目につきにくい場所として選ばれやすい点に注意が必要です。寒い時期には、室外機まわりの暖かさを求めて近づくこともあります。
最初は一時的な飛来でも、居心地がよいと判断されると定着しやすくなるため、早い段階で対策を講じる必要があります。
荷物が多くて死角があり、人の出入りが少ないベランダは鳩に狙われやすい環境です。特に室外機の裏や荷物の隙間など、隠れやすい場所がある場合は注意が必要です。
鳩が好みやすいベランダには、以下のような特徴があります。
前述の通り、ベランダは鳩にとって巣を作りやすい環境になりやすく、外敵にも狙われにくい条件が整っています。また、近隣に公園や神社など緑の多い場所がある場合も、鳩が飛来しやすくなるため注意が必要です。できるだけ鳩が身を隠せる場所をなくし、見通しをよくすることが予防の第一歩です。
鳩の飛来は、休憩 → ねぐら化 → 営巣のように段階的に進みます。初期のうちに対策できれば被害を抑えやすいですが、巣作りまで進むと自力での解決が難しくなります。
最初は移動中の羽休めのために滞在する程度でも、何度も来るうちに「ここは安全だ」と認識されると滞在時間が徐々に長くなります。さらに、人の気配がなく、雨風を避けられる場所だと夜に休む場所として使われたり、最終的には巣作りに発展する場合もあります。
鳩が完全に定着する前の初期段階で対策することが、被害の拡大を防ぐ重要なポイントです。
何度も戻ってくる鳩には、防鳥ネットで侵入を防ぎ、テグスやスパイクで止まり場をなくす物理対策が効果的です。
ベランダに入り込まれにくくするには、防鳥ネットで開口部をふさぐ方法が有効です。あわせて、手すりや室外機まわりにはテグスやスパイクのような器具を使い、鳩が止まれない状態を作ることが重要です。
また、忌避剤や超音波を活用する方法も、補助的な対策として使われることがあります。忌避剤にはスプレータイプやジェルタイプなどさまざまな種類があり、定期的に使用することで鳩を寄せつけにくくすることが期待できます。ただし、鳩が慣れてしまう場合もあるため、防鳥ネットやテグス、スパイクなどの物理対策と併用することが大切です。
高所ベランダや外壁まわりでは施工が難しいため、足場を組まずに対応しやすいロープアクセス工法を採用している業者に依頼する方法もおすすめです。
鳩を許可なく捕獲したり、卵やヒナを処分したりすることは原則できません。鳥獣保護管理法では、無許可の捕獲等に対して1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が定められています。
卵やヒナがいる巣を自己判断で撤去すると鳥獣保護管理法違反となり、処罰の対象になるおそれがあります。また、糞を清掃する際は健康被害にも注意が必要です。
厚生労働省は、鳩など鳥類の糞がクリプトコックス症の感染源のひとつになりうること、鳩などの糞に含まれている菌を吸い込むことでオウム病に感染することがあると案内しています。
糞を片付ける際は手袋とマスクを装着し、水で湿らせるなど、乾いた糞が風に舞わないようにしたうえで取り除くようにしましょう。
出典:環境省「野生鳥獣の捕獲 捕獲許可制度の概要」(https://www.env.go.jp/nature/choju/capture/capture1.html)
出典:厚生労働省「オウム病について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000154524.html)
鳩がベランダに来るのは、三方が囲まれていて天敵に見つかりにくく、安全な場所だと判断するためです。とくに室外機の裏や荷物の隙間など、人目につきにくい場所は鳩に狙われやすくなります。
鳩は、休憩 → ねぐら化 → 営巣と段階的に居つくため、初期段階での対策が重要です。何度も戻ってくる場合は、防鳥ネットで侵入を防ぎ、テグスやスパイクで止まり場をなくすなど、物理的な対策を行いましょう。
ただし、卵やヒナがいる巣を自己判断で撤去することは法律で禁止されています。高所作業や糞の清掃にも危険が伴うため、無理に自分で対応せず、専門業者へ相談するのが安心です。
京都で鳩被害にお困りの方は、害鳥・害虫駆除のグラックスへご相談ください。グラックスでは、防鳥ネットやスパイクの設置、ロープアクセス工法による高所作業、糞清掃後の再発防止対策まで、建物の状況に合わせてご提案します。