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鳩の自力駆除は違法?鳥獣保護管理法(旧:鳥獣保護法)を解説!

鳩を無許可で捕獲・殺傷したり卵やヒナのある巣を撤去したりすることは、鳥獣保護管理法に触れるおそれがあります。空の巣の扱い、個人でできる合法的な対策、卵がある場合の対処法まで解説します。

Q1: 鳩を自分で駆除するのは鳥獣保護管理法違反になる?

鳩を無許可で捕獲・殺傷したり、卵やヒナのいる巣を撤去したりすることは、鳥獣保護管理法(旧称:鳥獣保護法)に触れるおそれがあります。ただし、卵もヒナもいない空の巣であれば、自分で撤去できる場合があります。

法律に触れるケースと罰則

鳥獣保護管理法では、野生鳥獣や鳥類の卵の捕獲や殺傷、採取などが原則として禁止されています。「自宅のベランダだから自由に処分できる」というわけではなく、場所の管理権と法律上の扱いは別物です。

京都市のQ&Aでは「巣があるから」という理由だけでは撤去できない一方で、卵もヒナもいない状態の巣については対応できると案内されています。巣の中の状況によって、対応できるかどうかが決まります。

なお、違反した場合は罰則があるため、注意しなければなりません。鳥獣保護管理法第83条では、1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

鳩への対応は「気になったから処分した」では済まないケースがある点を、あらかじめ知っておきましょう。

出典:環境省「鳥獣保護管理法の概要」(https://www.env.go.jp/nature/choju/law/law1-1.html)

出典:環境省「鳥獣の違法捕獲の防止」(https://www.env.go.jp/nature/choju/capture/capture2.html)

出典:京都市役所「Q19 鳥が街路樹に巣を作っているので、巣を撤去してほしい。」(https://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000110008.html)

Q2: 空の巣なら自分で撤去してもよい?

卵もヒナもいない空の巣であれば、自分で撤去できる場合があります。ただし、奥に卵やヒナがいないか確認できないときは、手を出さず確認を優先してください。

自己判断で撤去する際の注意点

空の巣とは、卵もヒナも存在しない状態の巣を指します。このような巣を除去する場合は、鳥獣保護管理法上の許可は不要とされる場合があります。

一方で、外から見ただけでは判断が難しいこともあります。巣材だけに見えても、奥に卵が隠れていることがあるため、少しでも不明点がある場合は自己判断で撤去しないことが安全です。

判断が難しい状況では、自治体の窓口や専門業者に状況を伝えて確認するほうがトラブルを防ぎやすくなります。

出典:京都市役所「Q19 鳥が街路樹に巣を作っているので、巣を撤去してほしい。」(https://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000110008.html)

Q3: 鳩の被害を防ぐために個人でできる対策は?

個人でできるのは、鳩を捕まえるのではなく、寄せ付けない環境を準備することです。フンの清掃と、防鳥ネット・スパイク・テグスなどの物理的な対策が基本になります。

鳩を寄せ付けない環境作り

法律に触れずに被害を防ぐには、鳩が「居づらい場所」を作ることが重要です。まず、フンや巣材を片づけて清潔な状態に戻すことから始めましょう。フンや巣材が残っていると、鳩が同じ場所に戻りやすくなるためです。

そのうえで、物理的な侵入防止策を取り入れます。ベランダや開口部には防鳥ネット、手すりや室外機まわりにはスパイクやテグスを設置することで、止まれない・入り込めない状態にします。こうした物理対策は市販製品でも対応できるものが多く、日常的な予防として取り組みやすい手段といえるでしょう。

ただし、すでに鳩が居ついている場所や、高所・広範囲の対策が必要な場合は、市販グッズだけでは効果が出にくいことがあります。その場合は、専門業者への相談も選択肢に入れると根本的な対策が可能です。

Q4: ベランダに卵やヒナがいる場合はどうすればよい?

卵やヒナがいる場合は、勝手に撤去せず、まず自治体に相談しましょう。自己判断で撤去してしまうと、罰則の対象になるおそれがあります。

卵やヒナがいる巣への法的対応

巣に卵があったりヒナがいたりする場合は、巣立つまで見守る対応になることがあります。この期間は卵やヒナへの干渉が法律上の問題になる可能性があるため、自己判断での対処は避けてください。

手が届かない場所にある巣や、撤去が危険な高所の場合は、施工業者への依頼を検討するか、まず自治体の窓口に状況を伝えて相談する流れが一般的です。自治体が直接作業をするとは限らず、実際には相談・案内・対応の考え方の確認が中心になります。

出典:環境省「野生鳥獣の捕獲 捕獲許可制度の概要」(https://www.env.go.jp/nature/choju/capture/capture1.html)

Q5: 足輪のついた鳩を見つけた場合はどうすればいいですか?

足輪のついた鳩は、伝書鳩やレース鳩など、飼い主がいる可能性があります。ケガをしていなければ手を出さず、ケガや衰弱がある場合は足輪番号を確認して関係団体へ連絡するのが適切です。

関係団体への連絡手順

日本鳩レース協会は、足輪をつけた鳩について、ケガをしていなければ手を出さず、そっとしておくよう案内しています。ケガをしていたり、ひどく衰弱していたりする場合は、ダンボール等に入れ、足輪の番号をメモしたうえで問い合わせる流れが案内されています。

足輪のついた鳩は、ベランダに飛来する一般的な野生の鳩とは扱いが異なります。飼い主が存在する可能性があるため、安易に処分を検討しないことが大切です。番号を確認し、まず連絡窓口に問い合わせる対応が望ましいでしょう。

出典:日本鳩レース協会「迷い鳩の扱いについて」(https://www.jrpa.or.jp/mayoibato.html)

Q6: 専門業者に依頼するメリットは?

鳥獣保護管理法に配慮しながら、高所や再発しやすい場所までまとめて対策できるのが専門業者に依頼するメリットです。

安全・合法な駆除なら専門業者へ

専門業者に依頼するメリットは、巣の状態を見て「空の巣か」「卵やヒナがいるか」を判断しながら、法律に配慮した範囲で対応を進めてもらえる点です。個人では判断が難しい状況でも、現場を確認したうえで適切な手順を取ってもらえます。

また、ベランダの外側や高所など、危険を伴う場所の防鳥ネット施工や清掃も任せやすくなります。市販グッズで改善しない場合や、被害の範囲が広い場合は、早めに相談するほうが費用面でも時間面でも負担を抑えやすいです。

鳩駆除の専門業者「グラックス」では、建設業許可・消毒業許可・知事登録をすべて取得したうえで、施工実績28,000件以上の経験をもとに対応いたします。卵やヒナがいる状況の判断など、個人では難しい案件でも、法律の範囲を踏まえたスタッフが適切に進めます。

当社では「他社で断られた」という状況でも積極的に受け付けていますので、お気軽にご相談ください。関西エリア(京都・大阪・滋賀・兵庫)を中心に対応しており、保証制度も完備しています。

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まとめ

鳩への対処を考える際は、法律の範囲を知るところから始めましょう。鳥獣保護管理法では卵やヒナへの干渉が禁じられており、無許可での捕獲・殺傷は罰則の対象になる場合があります。

個人でできることは主に、清掃と物理的な侵入防止対策です。巣の状態を確認し、卵もヒナもいない空の巣であれば自分で撤去できる場合もありますが、判断が難しいときは自治体や専門業者に確認を先に行うことをおすすめします。

鳩の巣やフン被害、再飛来対策でお困りの方は、害鳥・害虫駆除のグラックスへご相談ください。グラックスでは、巣の状態や建物の構造を確認したうえで、防鳥ネット・スパイク・テグスなどを組み合わせた再発防止策をご提案します。

「卵やヒナがいるか判断できない」「高所で自分では作業できない」「何度対策しても鳩が戻ってくる」といった場合も、状況に応じて法律に配慮しながら対応いたします。関西エリアで鳩被害にお悩みの方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

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