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太陽光パネルの下に鳩が巣を作る?屋根との隙間にできる営巣への対策を解説

戸建住宅の屋根に設置された太陽光パネル。実はこのパネルと屋根の間にできるわずかな隙間が、鳩にとって格好の営巣スポットになっていることをご存知でしょうか。今回は、太陽光パネル下の鳩営巣について、原因から対策までQ&A形式で解説します。

Q1. なぜ太陽光パネルの下に鳩が巣を作るの?

A. 屋根とパネルの間にできる隙間が、雨風をしのげて外敵にも見つかりにくい「安全な巣穴」になるためです。

太陽光パネルは、架台(かだい)と呼ばれる金具を使って屋根から数センチ〜十数センチ浮かせた状態で設置されるのが一般的です。この浮いた部分にできる空間は、

  • 上からパネルで覆われているため雨や日差しを防げる
  • 屋根の高い位置にあり、猫やカラスなどの外敵に襲われにくい
  • 人の出入りがほとんどなく、静かで安心して子育てができる

という、鳩にとって理想的な条件がそろっています。もともと鳩は断崖絶壁の岩場を営巣場所としてきた鳥のため、平らな屋根よりも「隙間があって奥まった場所」を好む習性があり、パネル下の空間はまさにその代替地形として選ばれやすいのです。

Q2. 鳩がパネルの下に住み着くと、どんな被害があるの?

A. 糞害による建物の劣化やパネルの発電効率低下、悪臭・害虫の発生など、多岐にわたる被害が起こり得ます。

具体的には、以下のような影響が報告されています。

  • パネルの発電効率低下:糞がパネル表面や配線部分に付着し、汚れや故障の原因になる
  • 屋根材の劣化:糞に含まれる酸性成分が屋根材や金具を腐食させる
  • 悪臭・衛生被害:大量の糞尿による異臭や、ダニ・ノミなど害虫の発生
  • 雨どいの詰まり:巣材(枯れ枝や羽根)が雨どいに流れ込み、詰まりや雨漏りの原因になる
  • 鳴き声によるストレス:早朝からの鳴き声が近隣トラブルに発展するケースもある

一度巣を作られると、雛が巣立つまで駆除がしにくく、翌年以降も同じ場所に戻ってくる「回帰性」があるため、早期の対策が重要です。

Q3. 自分でパネルの下を確認したり掃除したりしても大丈夫?

A. 屋根の上での作業は転落や感電のリスクが高く、鳩の糞にも健康被害のリスクがあるため、基本的におすすめできません。

太陽光パネル周辺での作業には、次のような危険が伴います。

  • 転落事故のリスク:傾斜のある屋根の上は非常に滑りやすく、足場も不安定
  • 感電のリスク:太陽光パネルは日中発電し続けているため、破損箇所に触れると感電の危険がある
  • 健康被害のリスク:乾燥した鳩の糞が舞い上がると、クリプトコッカス症などの感染症の原因になることがある

また、鳩は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)」により、無許可で捕獲したり卵・雛を傷つけたりすることが禁止されています。同法第8条では、鳥獣及び鳥類の卵について、許可を受けた場合などを除き捕獲等・採取等をしてはならないと定められています(出典:e-Gov法令検索「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」環境省「鳥獣保護法の概要」。巣の状態によっては対応方法が変わるため、専門知識のある業者に相談するのが安全です。

※上記は2026年8月時点の情報です。法律は改正される場合があるため、最新の内容は必ずe-Gov法令検索など公的機関の発表をご確認ください。

Q4. 太陽光パネルの鳩対策には、どんな方法があるの?

A. 主な対策は「物理的に隙間をふさぐ」「忌避グッズを設置する」「専門業者に依頼する」の3つです。

  • 防鳥ネット・パネル専用の隙間ふさぎ材の設置:パネルの周囲や隙間を専用のネットや部材でふさぎ、鳩が侵入できないようにする方法。最も根本的で効果が長続きしやすい対策です。
  • 忌避グッズの活用:剣山タイプの忌避スパイクや反射テープ、スプレー・ジェルタイプの忌避剤などを併用することもありますが、パネル下の空間そのものをふさがない限り、別の隙間から侵入されるケースも少なくありません。
  • 専門業者への依頼:パネルの構造や設置状況に応じて、発電への影響を避けながら隙間を適切にふさぐには専門的な施工技術が必要です。特にすでに巣がある場合は、巣の状態確認や清掃・消毒も含めた対応が求められます。

自己流の対策は隙間の一部しかふさげず、かえって鳩を刺激して別の場所に営巣し直す「引っ越し」を招くこともあるため、パネル全体の構造を踏まえた施工がポイントになります。

対策方法ごとの特徴比較

対策方法メリット注意点・デメリット
樹脂製ネット・結束バンド費用を抑えやすい紫外線や風雨で劣化しやすく、数年で破れて鳥害が再発することがある
忌避剤(スプレー・ジェル等)手軽に設置・散布できる効果の持続期間が数時間〜1年半程度と短く、定期的な再施工が必要
忌避スパイク(剣山)設置箇所を限定して対策できる慣れた個体には効果が薄れることがあり、隙間にゴミが溜まりやすい
ステンレス製ファインメッシュ耐候性・耐久性に優れ長期間効果が持続。網目が細かく鳩以外の小鳥や虫の侵入も防ぎやすい。パネルの通気を妨げにくい施工には専門技術が必要で、初期費用は樹脂製ネットよりやや高くなる場合がある

グラックスでは、紫外線や風雨による劣化が少なく長期間効果が持続するステンレス製のファインメッシュを使用しています。樹脂製ネットのように数年で破れて再工事が必要になるリスクを抑えられるほか、網目が細かいため鳩だけでなくスズメなどの小鳥の侵入も防ぎやすく、パネル本来の通気性を損ないにくいという特長があります。

まとめ

太陽光パネルと屋根の隙間は、鳩にとって外敵から身を守れる絶好の営巣場所です。放置すると発電効率の低下や屋根の劣化、悪臭など被害が拡大するだけでなく、屋根上での作業には転落や感電などの危険も伴います。「最近パネルの下から羽音や鳴き声がする」「糞が目立つようになった」と感じたら、早めの対策が被害の拡大を防ぐ鍵となります。

私たちグラックスでは、太陽光パネル下の鳩営巣に対する調査・防鳥ネット施工・清掃消毒まで、安全な設備と技術で対応しております。太陽光パネル周辺の鳩被害にお困りの方は、お気軽にご相談ください